もう一人の花嫁……


きっとあの女のせい−−そうに違いない。


私が毎日、貴方がいない間にピカピカに磨いているフローリングも流しもお風呂も、皆あの女が来てめちゃくちゃに汚していく。


それが我慢できなかったのよね?


そうよね?そうに違いない。



『それでは皆様、中へお入り下さい。』



チャペルの扉が開かれた。


私は若い女達に紛れ、中へと足を踏み入れた。





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