年下彼氏くん
「なんなのお前。まだ連絡きてねぇの?」
「黙れ京汰…」
その時、バンッと開いた屋上の扉。
「やっぱここか〜」
「秀!ビビらせんなよ…」
「後で圭介もくるよん」
この小さい金髪野郎は秀。
女みたいな可愛い顔してる。
俺ん中では、ただの腹黒…。
「ぅわっ…と!!」
バーンっ!!!
すごい勢いでやって来たのが圭介。
顔はいいのに…バカ?
「いてぇ〜!!」
「いつもいつもよくこけるよね〜」
「うるさい秀。」
「ほんと。読者の邪魔ですよね…」
「「「うわぁっ!!」」」
「なんですか。失礼な。」
いつのまにか輪の中にいたのが、勝人。
いつも本ばっかり読んでる、インテリイケメン。
基本的に俺、京汰、秀、圭介、勝人の5人で居ることが多い。
何故か学校で1番目立ってる俺ら。
個性豊かだからな〜…。
コイツらといると、俺が1番落ち着いてるような…。
まあ楽しいからいいんだけど。