年下彼氏くん
そのまましばらく時間を潰して教室に行くと、文化祭の内容を決めてた。
もうそんな時期か…。
「おまえらまた時間潰しか〜?」
「悪いな高先。」
「高橋先生って呼べっつってんだろが」
「いてぇ…殴んなよ〜」
俺ら5人は一緒のクラス。
担任の高先は教師に見えない教師…。
ホスト的な。
顔はカッコイイんだけどな〜…。
俺達を分かってくれる良き理解者。
♪〜♪♪〜
騒がしい教室に鳴り響く着信音。
「田神。それは俺に取り上げろって言ってんのか?」
「悪い高先!ちょっとトイレ…」
「おい!?!?」
「まぁまぁ。許してやれよ〜」
「はあ…?」
京汰…助かった。
パカッと携帯を開けると、新着メール一件の文字…。
頼む…。
『yuzu1206@*********』
きたっ!!
ゆ…ず…って柚乃さんだよな!?