私のSuperstar! 〜Secret Love〜

「ごめん。今日はピアノだった」

私は、3歳の頃からずっとピアノ習っている。

自分から『やりたい!』って言ったわけでもないのに、両親が強制的に…

でも、感謝してるんだ。

ピアノを習わせてくれた両親のおかげで、音楽は私の生きがいになった。

だから、16歳の今でもピアノを習っている。

「偉いねー。花恋は…」

「なんで?」

「だって、音楽関係に進む訳じゃないんでしょ?」

よく、将来は音楽の道に進むの?と聞かれる。

私が音楽の道に!?
才能の無い私が…?

「うん…」

そこそこの大学に入り、そこそこの会社に就職。

今は、大学を卒業しないと就職できない時代だから

「じゃあ、また今度ね。ピアノ頑張って!」

「うん、ありがとう」



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