私のSuperstar! 〜Secret Love〜
「ごめんね…娘の説明会で学校に行かないといけないの…」
いつも先生にはお世話になってるし…
「1つの人生経験だと思ってさ…お願いできるかしら?」
「本当に…私でいいんですか…?」
「もちろん!ありがとね。そうと決まれば、曲の楽譜と説明の冊子」
展開が早い…
そして、説明の冊子の方が分厚い…
なんか、気持ち悪くなりそう。
「冊子にも書いてあるけど、ピアノを教えることは両親以外、誰にも言ってはいけない約束になってるからね?」
よくわからないけど…
「はい、わかりました…」
教える曲はドビュッシーの「夢想」
「花恋ちゃん一度、発表会でこの曲やったわよね?」
「そうですけど…」
自分で弾くのと、人に教えるなんて全然違うんだから!!
私は心の奥底で一瞬、先生を恨んだ。
「あ、思い出した!!その男の子ってアイドルだったかも?」
「えぇー!!」
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