朝が待てなくて
樹とつきあい始めた頃、後ろの席の大淀に何となく報告したら、ミャンマー達としゃべってたのが既に漏れ聞こえていたらしく
「らしいな」と彼は落ち着き払ってそう言った。
「ま、別れたら言って」
なんて例の不吉な言葉を吐きながら、大淀はニッと笑ったっけ。
以来大淀は
「彼氏とどう?」とか、たまーに訊いてきて
「順調だよ」と答えると
「早く別れて俺にしな」的な発言を繰り返してきた。
普段から表情の乏しい大淀にサラッとそんなふうに言われても、彼の真意はわたしには測りかねて…。