朝が待てなくて
とはいえ、美人で、樹にベタぼれされていた元カノ美里さんに対するわたしの劣等感は果てしなく
口には出さないまでも勝手にひがんでヘコむ、なんてパターンを毎度繰り返していた。
過去に妬いたってしかたないのにね。
「ここでこうして一人で寝てるとき、わたしの……夢とか見る?」
ふと横で寝ている樹に訊いてみた。
「ああ、お前ほぼレギュラー出演だぞ」
「ホントにっ? 夢の中でわたし達何してるの?」
うれしくなって勢いづき隣を振り返る。
「えっ??」
突然パッと、彼の顔が赤くなった。
「?」
「何……してるっけな?」
鼻の頭をポリポリと掻く。