終わらないよ
変な奴
高校生。
それは甘酸っぱくもありどこか苦々しい。

そんな要素が絡み合って出来ている。
だが、そんな中で誰1人楽しむことなど出来ない高校の1つの時代がある。
それは、受験シーズンだ。

受験が楽しいとか、嬉しいというのはよっぽどの秀才か単なる馬鹿か。
どちらかだろう。

『あー。つまんね。』
俺は誰も解決することなど出来ない悩みをため息まじりに口にして出した。

俺の名前は冴島 颯(さえじま はやて)。
茶髪がかかった髪が眉までかかるくらいのショートヘアー。
目はちょっと鋭くつり上がっている。
身長は174センチ。体重61キロ。

まぁ、自分でいうのもなんだが結構イケメンだとよく言われる。
そんな自慢を自己紹介の最後に添える。

『そんなこと口にしたって仕方がないですよ。颯君。』
俺の席に近づいてきた男。

黒髪の目までかかったロングヘアー。
中性的な顔立ち。

真っ白な肌で全体的にそこらへんの女よりもかわいい。
まぁ、俺に女の趣味はないのだが。

『駿。お前朝の補習いなかったろ?。』
『すいません。ちょっと咳がひどくて。』
なぜか平謝りするこいつは
桐生 駿(きりゅう しゅん)。

2年の時から仲良くなり今ではよく遊んだりする仲だ。
ちなみに生徒会の会長様でもある。だが、病弱でよくいないことがある。

『大変だな。お前も。』
俺は駿を哀れみながら見ていた。
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