ラフ
打ち上げも終わって、お店の前で解散し、帰っていった。
「なーおちゃん♪この後、どっかいけへん?」
高松が案の定誘ってきたが、丁重にお断りした。
「行きません。私、明日からはまた、仕事ありますから」
にっこり笑って答えた。高松は残念そうにする。
「ま、それなら仕方ないか」
もっと食い下がってくるかと思ったが、意外とあっさり、引いてくれた。
「じゃ、また今度ご飯でも行こう。そうそう、これ。俺の携帯の番号とアドレスね」
そう言って、数字とアルファベットが書き加えられている名刺を渡された。
「気が向いたら連絡してきてよ」
それじゃ、と、高松は高瀬と一緒に商店街の中へと消えていった。
「奈緒、どしたの?」
後ろから、明日香に声をかけられた。
「ううん。なんか高松さん、思ってたより、いい人かもって思っただけ」
「ふーん。で?これからどうすんの?」
ぽてぽてと、2人で駅に向かって歩き始めた。
「うん、時間も時間やから、どうしようかと思って」
時計を見ると、時刻はすでに10時を回っていた。
「・・・要君に会わんの?」
「うん・・・もう10時過ぎてるし。明日仕事もあるし」
携帯を取り出してみたが、なんの連絡もない。
「なぁ、もしかしてさ、さっきの打ち上げのとき、奈緒、ずっと高松さんとおったやん?」
「うん、まぁ」
「要君、すねてるんちゃう?」
明日香に言われて、まさか、と言った。
「だってさ、ほんとは2人でご飯食べるはずやったんやろ?それが、だめになった上に、別の男と一緒に飲んでるわけやんか。今日、いろいろあったし、連絡しづらいんやない?」
明日香に言われて、少し考え込んだ。
でも、なんだかそれって、自意識過剰すぎやしないだろうか。。
「なーおちゃん♪この後、どっかいけへん?」
高松が案の定誘ってきたが、丁重にお断りした。
「行きません。私、明日からはまた、仕事ありますから」
にっこり笑って答えた。高松は残念そうにする。
「ま、それなら仕方ないか」
もっと食い下がってくるかと思ったが、意外とあっさり、引いてくれた。
「じゃ、また今度ご飯でも行こう。そうそう、これ。俺の携帯の番号とアドレスね」
そう言って、数字とアルファベットが書き加えられている名刺を渡された。
「気が向いたら連絡してきてよ」
それじゃ、と、高松は高瀬と一緒に商店街の中へと消えていった。
「奈緒、どしたの?」
後ろから、明日香に声をかけられた。
「ううん。なんか高松さん、思ってたより、いい人かもって思っただけ」
「ふーん。で?これからどうすんの?」
ぽてぽてと、2人で駅に向かって歩き始めた。
「うん、時間も時間やから、どうしようかと思って」
時計を見ると、時刻はすでに10時を回っていた。
「・・・要君に会わんの?」
「うん・・・もう10時過ぎてるし。明日仕事もあるし」
携帯を取り出してみたが、なんの連絡もない。
「なぁ、もしかしてさ、さっきの打ち上げのとき、奈緒、ずっと高松さんとおったやん?」
「うん、まぁ」
「要君、すねてるんちゃう?」
明日香に言われて、まさか、と言った。
「だってさ、ほんとは2人でご飯食べるはずやったんやろ?それが、だめになった上に、別の男と一緒に飲んでるわけやんか。今日、いろいろあったし、連絡しづらいんやない?」
明日香に言われて、少し考え込んだ。
でも、なんだかそれって、自意識過剰すぎやしないだろうか。。