ギャップ彼氏 短編Ⅱ
「鈴・・・・・・・・?」
「りゅ・・うぅーっ・・・・」
「・・・・ごめんな、鈴」
龍はそう言うと私を抱きしめて
達也に向かってつばを吐いた
「すまんが俺は鈴を愛してんだ」
龍・・・・・・・・・・・・
私も愛してるよっ・・・・・・・・・・・
「達也・・ごめんね」
「・・・・いいんだ、鈴、じゃな」
「二度とくんじゃねぇ」
「お前に言ってねぇよ」
再び睨み合いが始まったかと思うと
達也がくるりと体の向きを変えて
出口の方へと歩き出した