ギャップ彼氏 短編Ⅱ
「からかったらどうなるのかなって」
「え・・・?」
「でも鈴、泣きそうだったから」
「・・・・・・」
「好きだから、苛めたくなった」
「りゅうぅ・・・・」
「ごめんな」
それを聞いて私は龍の胸に飛び込んだ
もうそんなの関係ない
元に戻れてちゅうもしてぎゅうもして
それだけで嬉しいんだよ
「開けてみ」
「?」
「ほら、早く」
私は龍にせかされてピンクの箱を
ゆっくりとゆっくりと開けた