魔法の戦士《bellator》
「幸大、どうしますの?」

可鈴が言う。


「…。」

幸大が黙る。

「幸大、一人で悩む必要はないぞ。

私も力になれると思っている。」

翡翠が言う。

「ダーリン、私にできることなら何でもします。

そう…何でも。」

奈々が言う。


「あ〜!

めんどくせぇ!

ってか、ややこしいのは嫌いなんだっつーの!」


幸大が突然叫ぶ。

「こ、幸大!?

どうしたのだ?」

翡翠が言う。


「幸大は昔から難しく考えるのが苦手ですの…」

可鈴が呆れたように言う。


「よし!

お前ら、今から圭とテナに会ってくるから、じゃあ。」

「ダーリン、私も行きますよ〜!」

奈々が幸大を追いかける。


「ま、待つですの!」

「幸大、早まるな!」


可鈴と翡翠も幸大を追っていった。






「…というわけで、圭、いるのはわかっている。

ドアを開けてくれ。」


幸大たちは圭の部屋の前に来ていた。
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