「好き」を聞かせて
「おはようございます」
荷物でパンパンにふくれたカバンをよいしょと
かけ直し、
先生に挨拶した。
修学旅行は沖縄の
四泊五日の旅行だ。
そして今は駐車場に
集合している。
ほとんどみんなは
来ていない。
「おっはよ」
誰かに肩を
どーんと叩かれる。
「うっ、、、優介っ」
「うって何だよ!」
優介は幼稚園からの
幼なじみ。
見た目はまぁまぁ
かっこいいと思う。
でも、優介は悪気のないバカで女たらしっ。
「おっ友華ちゃん
見っけ!」
と言って走っていって
しまった。
ほらね。
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あっ…
涼太君見つけた
人混みの中でも
君の事は
すぐ見つかっちゃうね
「おはよう」
「舞、おはよう」
涼太君は
いつもの変わらない
笑顔で言った。