大好きな君へ
「陸…寝不足なんじゃない?疲れた顔してる…」
絶対そうだよね…
「うん?…大丈夫だよ?」
「ダメ!!陸まで倒れたら大変なんだから!!」
「でも寝るとこないし…」
「……一緒に寝よ?」
あたしは勇気を出して言った。
「…誘ってる??」
「ばっ、バカ!!陸が疲れてるからだよ!!」
「冗談だよ…でもいいのか?」
「…いいよ。陸なら。」
「じゃあ…寝る。」
そう言って、陸は靴をぬいでベットに
はいってきた。
陸と向かいあって寝そべる。
「えへへ…」
なんか恥ずかしい…
「ジュリア…好き。」
陸があたしを抱きしめる。
まるでどこかにいってしまわないように…
「あたしも…陸が大好き。」
負けじと陸にくっつく。
顔を見合せ…自然と唇が重なる。
何度もキスをしながら…
あたしたちはいつの間にか眠っていた。