HINEKURE~ヤマトノオロチの巻~
優輝はいつも屋上で一人で昼食をとり、ゆっくり日向ぼっこをして休みを過ごす。
優輝はクラスでは誰とも交わらない。最近は隣りの侫歌と少ししゃべるようになったが、未だに一匹狼だった。
座りながら、背筋を伸す。
「いい天気だな~~。午後の授業サボるかな~。」
独り言を呟く。

『ククク、サボるなら俺に変われ!!』
優輝
『ダメ。』

優輝はウトウトし始める。
(いい天気だから、昼寝しよう。)
いきなり
「アンタまたサボる気??」
霞が目の前に立っていた。
「なんだよ。いいじゃん。成績なら大丈夫だし。」

「アンタが頭がいいのは分かるけどさ~、授業ぐらいちゃんと受けなよ。だから友達できないだよ。」

「うっせ~。てか、お前何しに来たんだよ。またお前のファンクラブから逃げてきたのか??」

「……うん。まぁ~ね。」
寂しそんな笑顔を見せる。
「誰かと付き合えば、あんなのいなくなるだろう??」

「たぶんね。」
寂しそうに言う。
「どうした??」
優輝が立ち上がって、霞の顔を覗き込む。
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