HINEKURE~ヤマトノオロチの巻~
霞が明るく
「まぁ~、強くなるためだったし。ハハハ、女の子の手に思えないでしょう??」
その手を握っていると、なぜか不思議な気持ちになっていた優輝は
「いいや、すごく安心するよ。」

「ハハハ、優輝じゃないみたい。そうか!!陽さんでしょう??」

「いいや、俺のままだよ。ただ…今まで霞は才能であんなにも強くなっただろうって思ってた、でも、人の何倍も努力してたこの手握って分かっただけ。」
霞は優輝と目をそらして、
「当たり前だよ。」
優輝が恥ずかしそうに
「あのさ~、ずっと握っていてもいいか??」
霞が
「じゃ~、早く隣りに座りなさい。」

優輝はシブシブ霞の隣りに座る。手はしっかりと握り締められていた。
隣りに座ると同時に観覧車が動き始めた。

テッペンに観覧車がつくと、霞が突然
「なんかデートみたいになっちゃたね。」

「……それだと霞が困るでしょう。」
明るい口調で
「いいや。全然。このまま付き合っちゃう??」
優輝が遠く見つめて
「お前のファンクラブが落ち着くなら、俺がお前の彼氏ってことにしてていいよ。俺は構わないよ。」

霞が
「本当??じゃ~、私の彼氏ってことでいいの??」

< 69 / 156 >

この作品をシェア

pagetop