エリートな彼は溺愛を隠さない
き、きゃあ…。
もう、心臓が破裂しちゃう…。

私はキュンキュンと悲鳴を上げる胸を押さえながらフラフラと彼の後を追ってキッチンへと向かった。


―――。

…………あの、…集中、出来ないんですけど…。

包丁を持つ手が震える…。
この状況は…何!?

材料を切る私の真後ろに彼がペッタリと張り付いている。

後ろから私の腰に手を回して私のお腹の辺りで手を組み、顔は私の肩にチョコンと乗っている。

「………」

真横にふと目線を遣ると、ニコッと笑う。

もう、…もう、限界…!!

「あ、あの!!」

「ん?」

彼が真横から顔を上げて私を覗き込む。

いや~、あんまり、見ないで…。


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