エリートな彼は溺愛を隠さない
「!!?」

突然、ガバッと上に乗られて強く口を塞がれる。

彼の吐息から微かに煙草の苦い香りがする。

「んっ!…ん…」

…息苦しい…。気が遠くなりそう。

夏哉…、ありがとう、私を受け入れてくれて…。

あなたをずっと変わらずに好きでいて良かった。

これで、私もやっと、前に進め…

「バカか?!お前は!!」

…は?

唇を離した瞬間に夏哉が大きな声を上げた。

「え…。あの」


< 114 / 164 >

この作品をシェア

pagetop