Strawberry[更新停止中]


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「侑、今日も来るか?」


「うん」


先輩の誘いに迷いなく頷く。


先週直人と会って以来、私は毎日先輩の家に行くようになった。


講義が終わると、先輩の車でスーパーに買出しに行くと先輩の家でご飯を作って食べ、しばらく二人でたわいもない会話をした後に家まで送ってもらう。



一人で過ごす夜が、怖くてたまらなかった。



一人でいると、あの夢ばかり思い出してしまう。



そして、隣にいてくれるこの人が、いなくなってしまうような気がした。




胸をざわつかせるわけのわからない焦燥と底知れない恐怖は私をどんどん臆病にさせていた。




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