初恋ディジー

「……あ、また榛名くんからだ」


タイミングを見計らっていたように、榛名くんからのメールが届く。


メールを開いた途端、思わず笑みが浮かんだ。


「何、ニヤニヤして。見せてみ?」


さくらちゃんが携帯を取り上げる。


「うわ、写真写りもカッコイイってズルすぎ!」


「どれどれ?あ、本当だ。榛名懐かしい」


「――あ、榛名くんもついにやったんだ」


ようやく気付いたさくらちゃんがそう言って携帯を返す。


「うん。さくらちゃんに言われた通り」


そう言って髪の毛を右耳にかけて笑う。
< 392 / 393 >

この作品をシェア

pagetop