大地くんの天気予報
…痛い。
胃が、キリキリする…。
思わずお腹のあたりを押さえた僕を見て、母さんが言った。
「…清風、どうしたの?…大丈夫?」
僕は、なんとか笑顔を作って言った。
「…うん、ちょっと、胃が…。僕、部屋で少し休んできます。…エイサクさん、どうぞ、ごゆっくり…。じゃあ、失礼します」
とてもゆっくりしていける状況じゃないのはわかっていたけれど、他に何と言えばいいのかわからなかった。
今日、せっかく永作先生と会って話せたことも伝えたかったのに…、とてもそんな気力は湧かなかった。
僕は、心の中で何度も気持ち悪さに襲われながら、キリキリと痛む胃を押さえて二階に上がった…。
自分の部屋に入り、パタンとドアを閉めると、だいぶ日が長くなったとはいえもう薄暗い室内で、電気も点けずにそのままベッドに倒れ込んだ。
そして、痛む胃のあたりをかばうようにして、背中を丸めてうずくまった。