僕達は恋をした。
「東谷、浦内、お前ら遅刻かー!」
結局、着替え終わる頃には授業が始まっていて俺達2人は見事に遅刻。
「せんせー、大してたのよ!トイレで〜。」
ヨウは体育教師にそう言った
欠伸しながら、頭をかきながら、真面目に謝る気が全然ないってのが聞かなくても見れば態度で分かる。ヨウはそうゆう奴だ。
「‥まあいい。今、体力テストの説明してたんだ。途中からだから、最初の方は人に聞いとけ。」
「へいへーい」
「わかりました」
「座れ。」
俺達は指定の場所に座ったのを確認すると、体育教師はテストの話の続きを話し始めた。
「珍しいね、ヨウはまだしもフジが遅刻なんて」
「あはは!男2人で仲良く、うんこかよ!!」
男子と女子は1列ずつ、出席者順で並んでいて
俺達4人は"あ行"だから、こうゆう並びだと絶対前になる
俺は男子の1番、ヨウは2番。
コウは女子の1番、ミーは2番
俺達は隣通しってこと
これも昔から変わってない
「ちげーよ、フジが珍しく着替え遅くてさ〜ホント参る〜」
「お前があんなこと言うからだろ」
はっはっはっとわざとらしく笑ってまた欠伸をするヨウを見て、怒る自分が馬鹿馬鹿しく思えて変わりにため息をついた
「そういえばさコウ、リキに何て言われたの?」
ニヤニヤ笑いながら斜め前のコウの背中をつつくヨウ
たまにつつきながら俺をチラチラ見てくるのが見なくても視線で分かるのがむかつく
「‥え?ああ、好きだって言われたよ」
‥は?
「めっちゃ他人事みたいに言うなよコウー!」
ゲラゲラ笑いながらバシッとコウの背中を叩くヨウ
「痛いからヨウ!! ってか絡み方がおっさん臭い!」
「で、何て返事したのよ?」
ドキドキ‥
気付いたら俺の心臓は大きく鳴ってた
隣のコウにも、後ろのヨウにも、斜め後ろのミーにも聞こえそう
何に緊張してるんだよ、俺
「オッケーしたよ。」