[完] スマフォン忍者 HISANO
「もう寿乃ちゃん。
 俺の命綱を返して。」

「キモいやつ見てて。
 脱出できたら返すから。とにかく、脱出方法一緒に考えてほしいの。」

 はあーいって感じで、しょぼんと小さくなる。

 そのまま一言も話さない。


 かれこれ三十分。

 何も進展がない。

 このまま夜を迎えるか。
 そうしたら絶対、いろんな人から怪しまれる。

 それだけは寿乃の、忍者のプライドから許さない。

 だからと言って名案が思いつくか。

 そうとは限らない。


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