[完] スマフォン忍者 HISANO
――はっ!!――
なんだか、寿乃は頭に矢が突き刺さった感じがする。
あれ、あれ、あれ…
寿乃の頭にひらめきが、ひらめきが。
「つまりドアみたいなのがある。」
「そう、俺が言いたいのは。」
寿乃はコクりとうなずき、荷物からひょっこり出てくる。
シャッター沿いに歩く。
ここも慎重に慎重に。
シャッターに当たったらこりゃまた大変、大変。
抜き足、差し足、忍び足。
これでもあっという間だったかな?
あっさりとドアを発見!
スマートフォンで啓仁を呼び出す。
啓仁もしゅぱぱぱぱぁーっとやって来る。
ポケットから手袋を出してはめる。
かちゃっと鍵を開け(鍵穴に差すほうの鍵ではない。)、ドアノブを回そうとしたら。