[完] スマフォン忍者 HISANO
 それでもなお、なぜ聞くのか。

 理由は演技だから。

 最初から何もかも知っているっと言う風に捉えられたら、確実に怪しまれる。

 自分の心をコントロールして、あくまでも知らないふり。

 まぎれもなく被害者のふり。


 ガタン~♪

 風花は教室のドアに寄りかかる。

「王路様の、王路様の・・・。」

 目が真っ白になる。

 涙が一筋流れる。

 風花が抜け殻のように、力がなくなる。

 ふわぁ~っと風花はその場に座り込んでしまった。


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