サグラダ・ファミリア
「Hola!」
急に、がたいの良い男が、席を立って狐に話し掛けた。
『おい、誰かおっぱらえよ、この身体口が動かねぇ』
そういえばクイナは、ずっと声を出して話をしていなかった。
「De donde eres?」
男は狐の鼻先5cmで、眉を下げながら、
熱っぽい表情。
狐が男の胸を押し、男から逃れようとするが、
男の手は狐の手首を掴み、ぐっとそれを掴む。
危険な空気だ。
「Me gusta oriete!guapa・・・
Hablamos espan~ol!」
男が狐の頬にキスをし、細い腰に腕を回す。
『ゆうこぉおおお!』
ここで私を呼ぶなぁあああ!
シンの傍ですっかり大人しくなっていた私の心が、
キリッと男性的に奮い立った。
私は狐のもう片方の腕を引っ張り、
男をきっと睨んだ。
続いて、白髪が強い口調で男を責めた。
丁度、列車が次の駅について、男は逃げるように去って行った。
狐は私の肩に捕まり、身を屈めて不安そうにキョロキョロしている。
私は狐の細い手に手を重ね、狐を仰ぎ見た。
「もう大丈夫だよ・・・、
狐」
『こんな身体入ってるぐらいなら、
獣でいたほうがマシだろ!ちくしょう!!』
「獣の状態じゃ会話できなかったのに、
今はできてるじゃん」
『ふん、おまえは俺が喋れねーほうが、
都合良いだろ!シンと上手くやれよ、
俺は獣に戻る!じゃぁな!!』
頭の中に、キンと響く狐の声が、
別れを告げたのと同時に、
肩に木の人形の上部がガシャリと落ちて来た。
足元に、獣。
急に、がたいの良い男が、席を立って狐に話し掛けた。
『おい、誰かおっぱらえよ、この身体口が動かねぇ』
そういえばクイナは、ずっと声を出して話をしていなかった。
「De donde eres?」
男は狐の鼻先5cmで、眉を下げながら、
熱っぽい表情。
狐が男の胸を押し、男から逃れようとするが、
男の手は狐の手首を掴み、ぐっとそれを掴む。
危険な空気だ。
「Me gusta oriete!guapa・・・
Hablamos espan~ol!」
男が狐の頬にキスをし、細い腰に腕を回す。
『ゆうこぉおおお!』
ここで私を呼ぶなぁあああ!
シンの傍ですっかり大人しくなっていた私の心が、
キリッと男性的に奮い立った。
私は狐のもう片方の腕を引っ張り、
男をきっと睨んだ。
続いて、白髪が強い口調で男を責めた。
丁度、列車が次の駅について、男は逃げるように去って行った。
狐は私の肩に捕まり、身を屈めて不安そうにキョロキョロしている。
私は狐の細い手に手を重ね、狐を仰ぎ見た。
「もう大丈夫だよ・・・、
狐」
『こんな身体入ってるぐらいなら、
獣でいたほうがマシだろ!ちくしょう!!』
「獣の状態じゃ会話できなかったのに、
今はできてるじゃん」
『ふん、おまえは俺が喋れねーほうが、
都合良いだろ!シンと上手くやれよ、
俺は獣に戻る!じゃぁな!!』
頭の中に、キンと響く狐の声が、
別れを告げたのと同時に、
肩に木の人形の上部がガシャリと落ちて来た。
足元に、獣。