サグラダ・ファミリア
「仲良さそうだね、主人と僕っていうよりは、
恋人同士みたいな?」
シンが白髪に言うと、白髪は苦笑った。
「これがなかなか扱い辛くて」
「でも、明るくて感じの良い人じゃない」
「そうだね、
明るい所が彼女の取り得だね」
クイナはシンと白髪を交互に見て、
肩を竦めた。
『なぁに、何語?
今なんて言い合ったの?』
『日本語だよクイナ、
クイナを明るいと彼が褒めた』
『ありがとう小さな紳士さん?』
クイナはシンが気に入っているようで、
シンから目を離さない。
嫌な予感がして、シンの手をぎゅっと握る。
シンが気づいて、私を気遣うよう微笑んでくれた。
私はクイナに見せ付けるように、シンの肩に寄りかかった。
「その木の人形はどうするの?」
クイナの腕の中にあるものを、指摘する。
白髪も思い出したよう、シンを見た。
「そこに狐を入れる」
「え、でもこれ女用だぞ」
「狐は女で生きていた時期もある、問題ないさ」
「狐、女の子になっちゃうの?!」
私の問いに、シンは微笑んだ。
「一時的にね、
今の彼は自分の力で、人の身体を作れない。
仮の肉体が必要だ、
獣のままじゃ、色々と面倒だろ」
白髪の腕から、獣が飛び降りた。
それから、木の人形の足元に、寄ったかと思うと、
次の瞬間には、やはり、
元からそうであったとでもいうように、
つり目の、妖怪的な女が居た。
長い睫と薄い唇が、CGのように整った顔を作っていた。
真っ直ぐで、燃えるように赤い、長い髪がやはり腰まで。
気が付くと、美女を二人抱えた私達のグループは、
車内で目立ちまくっていた。
恋人同士みたいな?」
シンが白髪に言うと、白髪は苦笑った。
「これがなかなか扱い辛くて」
「でも、明るくて感じの良い人じゃない」
「そうだね、
明るい所が彼女の取り得だね」
クイナはシンと白髪を交互に見て、
肩を竦めた。
『なぁに、何語?
今なんて言い合ったの?』
『日本語だよクイナ、
クイナを明るいと彼が褒めた』
『ありがとう小さな紳士さん?』
クイナはシンが気に入っているようで、
シンから目を離さない。
嫌な予感がして、シンの手をぎゅっと握る。
シンが気づいて、私を気遣うよう微笑んでくれた。
私はクイナに見せ付けるように、シンの肩に寄りかかった。
「その木の人形はどうするの?」
クイナの腕の中にあるものを、指摘する。
白髪も思い出したよう、シンを見た。
「そこに狐を入れる」
「え、でもこれ女用だぞ」
「狐は女で生きていた時期もある、問題ないさ」
「狐、女の子になっちゃうの?!」
私の問いに、シンは微笑んだ。
「一時的にね、
今の彼は自分の力で、人の身体を作れない。
仮の肉体が必要だ、
獣のままじゃ、色々と面倒だろ」
白髪の腕から、獣が飛び降りた。
それから、木の人形の足元に、寄ったかと思うと、
次の瞬間には、やはり、
元からそうであったとでもいうように、
つり目の、妖怪的な女が居た。
長い睫と薄い唇が、CGのように整った顔を作っていた。
真っ直ぐで、燃えるように赤い、長い髪がやはり腰まで。
気が付くと、美女を二人抱えた私達のグループは、
車内で目立ちまくっていた。