深海のサンドリヨン
海底の真珠の何倍もの大きさで、輝く海の果てに浮かぶ珠
上空一面に広がるキラキラと散らばった宝石
そこで見たのは、今まで見たことのないものばかり
レフィ-は目を輝かせます
『なんて素敵なのかしら…!』
彼女のバラのように美しい唇から、子守唄のように心地好い声色の呟きが漏れました
そして吹き抜ける風に、その黄金の髪をなびかせます
しばらく風にあたっていると、向こうから巨大な影が現れました
『あれはなに…!?』
船です
それも巨大な客船
その船の上では、レフィ-と上半身だけ同じ二人の男性が話をしていました