手紙



世の中でこんなにも酷い言葉があるだろうか。


"な…何言ってんだてめぇ!!"


亮介は何も悪くないのに、亮介の胸倉を両手で掴み怒鳴る事しか出来なかった。


そうしてる内に看護師に羽交い締めにされ、真紀がいるという"処置室"へ案内された。


案内されてる間も、頭がぐちゃぐちゃで全く時間の流れについていけない。

もしかしたら"真紀"という同じ名前なだけで、俺の良く知る"真紀"じゃないかもしれない――

もしかしたら喧嘩の仲直りに真紀と亮介が仕掛けたドッキリかもしれない――

そういう幼稚な逃げばかり頭を牛耳って、処置室を目の前にした時は何とも言えない変な気持ちになった。


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