ぼくらのハーモニー Ⅲ
102だ。
気が重い。
ドアノブに手をかけていた。
・・・どうしよう。
開けたら・・・
「ォっ!柚希!」
「!?愛華ッ!」
「どうした?固まってたよ?」
「・・・原は?」
「いるよ。もう楽譜は完璧。」
「・・・・・・。」
「うちは全然!てか難しすぎるよ・・・。」
「そっか。」
「んじゃ、入ろうか?」
「・・・・うん。」
愛華に連れられてはいった。
「よっ!」
涼太が声かけてくれた。
「よ。」
・・・。
ほら。
アノ態度。
原は、ツンとしていた。