ぼくらのハーモニー Ⅲ
「・・・・ぇ。」
「管楽器は上達しているものの完成度はまだまだです。打楽器は、上達する速度がバラバラで、上手く管楽器と混ざってない。それぞれの音質も悪いです。」
・・・。
「今日は午前はセクション練習にします。」
「ハイッ!」
「金管セクションは、音楽室で。木管は第二グラウンドで。南方は、金管に入ること。」
「はい。」
「打楽器はここでやります。一人ひとりチェックしますので。」
「はい・・・。」
「終わります。」
「起立。 礼。」
「ありがとうございました!」
そっかあ。
入賞できないのかあ。
「まぁ、分かってたけどね~。」
「愛華~・・・。」
「こんなレベルじゃないでしょ。Bって。」
「・・・そだよね。」
「まぁ、頑張ろう。」
「うん!」