私と彼の歩く道


この春、私も優子も大学を卒業した。


お互いに、第一志望校に入学出来て、


優子は、バリバリの営業ウーマンに、そして私はと言うと…。



実は、雑貨屋をオープンさせたのだ。


「香織も経営者だから、実業家がいいと思ったのに~」


「またその話し?もう、やめて!」


優子は、膨れっ面をする。


「優子。ほら、仕事なんでしょ?早く戻らないと」




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