私の彼氏は年下です
なんだかんだ言ってスポーツ観戦なんて初めてだからどうして良いか分かんないけど、何とかなると信じよう!!

私はゆっくりと深呼吸をした

「じゃあ入ってみましょうか」

そして体育館へと足を向けた。

体育館の中は熱気と歓声とたくさんの音であふれかえっていた。

何これ・・・?
本当に県大会なの?
まぁ決勝戦って言ってたもんな。
そう考えながら入り口のドアを開けようとすると

「すみません。応援の人ですか?」

と声が聞こえた。

ふっと横を見ると知らない女の子がいた。

「そうです。入り口ってこっちですかね?」

そう答えると彼女はにっこり笑った

「違いますよ。ここからは入れません。
応援席に案内しましょうか?」

うわぁ・・・なんて優しい子!!
「是非お願いします!良かったぁ〜初めてなもんだから緊張しちゃって」

こっちですよと彼女は笑顔で案内してくれた

< 44 / 49 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop