先生と個人授業と恋愛事情
今まで蒼自身を見てくれない人ばかりで世界大会優勝したという肩書き目当て近づいて来る。
「葵だけは俺という中身を見てくれて好きになるきっかけを与えてくれて初めは気づかなかった。
なんとも思ってないはずだったのに俺は椎名葵という生徒を好きだと認めるのに時間はかかった」
初めはコロコロ表情の変わる不思議な女だと思っていて目が離せなくなっていた。
でもすっと蒼の心に入って来て葵はいつもそばにいる特別な存在だった。
「どんなに辛くても守りたいと思える存在に出会えたのは生まれて初めてだから本気で愛してる。
俺は俺の方法で葵を守り抜くって決めたから冬夜には負けるつもりないんだよ」


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