俺と先生のイケナイ関係
「そう〜(汗)それが問題なの。体育祭終わったらすぐ期末テストだから、一学期の範囲は終わらせないと…だからわかりやすいテキスト作って、期末テストに備えようと思って。授業受けなくても、わかりやすいテキストをね、頑張って今パソコンでつくってるんだ…」

「………」


澤田は疲れた表情で、にこっと笑った。






「…やっぱりさ〜大縄跳びやるなら、絶対1位目指したいじゃん?まぁ、みんな今は体育祭なんてだるいとか思ってるかもしれないけど…大人になったら、絶対いい思い出になるんだから〜」

「………」

「せっかくの思い出なのに…体育祭だるかった〜なんてそんな思い出じゃなくて・・だるかったけど、大縄跳びは1位だった〜とか…そんな思い出の方が楽しいじゃん。私はみんなにとって、小うるさい先生だったって思い出でいいから、みんなには楽しい高校送ってほしいな〜」


「・・・」




俺は‥なにも言えなかった。

体育祭をダルいと言っていた自分に……澤田に返す言葉が思いつかなかった。







そして澤田は、オムライスをきれいに食べて、またパソコンに向かって仕事をしていた。


俺は後片付けを済まし、風呂に入り、先にソファーに寝転がった。



澤田のパソコンのキーの音が、ずっとカチャカチャと鳴っていて、キーの音が止んだのは、夜中の3時を過ぎた頃だった。
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