俺と先生のイケナイ関係
「…お待たせ」

「……!」


澤田に近寄り声をかける俺。

俺の存在に気づいた澤田は、俺の口元をちらっと見たあと、俺に車のカギを手渡した。


俺は澤田から受け取ったカギで車を開け、荷物と飲み物を車に乗せたあと、コンビニの袋から缶ビールを二本取り出した。






「…ん」

「え?」

「飲めよ」

「…ありがと」


澤田は俺から缶ビールを受け取り、タバコを口にくわえてその場にしゃがみこんだ。

俺もタバコに火をつけて、澤田の隣にしゃがみこむ。



澤田は黒いロングのワンピースに、網目のカーディガンを羽織っていて、海で溺れて崩れた化粧を直していた。





「……フ――‥」


ほぼ同時に口から煙を出す俺たち。




カチン…


缶ビールのフタを開ける澤田。




「…元気ないじゃん」

「……そお?」


澤田はビールをグビッと飲みながら言った。

俺も缶ビールを開けて、一口飲む。






「ごめんね…」


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