俺と先生のイケナイ関係
「…そろそろ行くか〜」


俊也の兄貴が、車のカギをポケットから出す。






「はいよ〜」

「帰りはなんのCDかけようかな〜」


俊也と佐藤が、俊也の兄貴について行く。





…さてと。


俺は、澤田たちが乗っている車に向かった。

後部座席のドアは閉まっていて、澤田と力の様子は外からはわからない。


助手席の窓から見えた代々木さんと舞は、なんだか楽しそうに話をしていた。





ガチャ


俺は後部座席のドアを静かに開ける。






「あれ…」


てっきり……澤田と力も楽しそうに話してんのかと思いきや・・・

力は自分の荷物を枕にして、寝てしまっている。





「おかえり〜」




澤田は力の後ろの席の窓側に座り、携帯をいじっていた。






「力寝てんのか…」

「うん。さっきまでしゃべってたんだけどね…疲れたんじゃない?」
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