俺と先生のイケナイ関係
「俺…先生の弟だったっけ(汗)?」


ポケットからタバコを出し、火をつけながら言う俺。







「そーした方がいいでしょ〜仮にもまだ未成年なんだし…私が居酒屋連れてって酒飲ましてタバコも吸わして……なんてバレたらやばいよ。ここはよく使ってる店だしね」

「そういえば…さっきあのオヤジが言ってたな。“今日は先生たちと一緒じゃないんだ?”って…」

「そうそう。先生たちとたまに飲み会してるんだけど…その時よくこの居酒屋に来るの。さっきのオヤジは、その時に知り合った人だよ。あの人はここの常連らしいから…」




ふーん……

先生たちで飲み会とかやったりしてんだ。






「はい。枝豆とレバ刺…あと焼き鳥の盛り合わせでーす」


すると、店員が料理をテーブルに運んでくる。





「待ってました〜もうお腹ペコペコだよ…」


そう言って、割り箸をパキッと割る澤田。




「ここの料理は全部おいしいから食べてみて〜♪」

「うん…」


まあ、見た目は普通にうまそうだけど…





「私のおすすめはね〜焼き鳥のナンコツ♪」


澤田は焼き鳥が乗っている皿からナンコツを取り、俺の小皿に置いてくれた。






「…サンキュ」
< 253 / 420 >

この作品をシェア

pagetop