俺と先生のイケナイ関係
代々木さんすげえな…

舞の恋愛の悩みを聞いてやって、慰めて今に至るってことだろ?


俺だったらできねーな。

好きなやつの好きなやつの悩みを、なんで聞かなきゃなんねーんだよ。

しかも慰めてやるなんて…絶対無理。




本当、代々木さんは優しいな。


あの優しさで、今は舞と付き合えてるわけだし…

ちょっとうらやましかったりする…








「・・・・・」



俺は携帯を置き、肩をコキコキと鳴らしながら冷蔵庫を開ける。







カチャ




玄関の鍵が開く音。

澤田が帰ってきた。




ガチャ


「たっだいまぁ〜」


玄関からバカでかい声で澤田が叫んでいる。




俺は冷蔵庫から飲み物を取り出し、キッチンから廊下へ顔を出す。






「うっせえな(汗)近所迷惑だろ」

「大丈夫だよ〜玄関閉めてるし……あ。気が利く〜〜」


澤田は俺が持っていたペットボトルのコーラを奪い、ゴクゴクと飲み始めた。
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