俺と先生のイケナイ関係
ドアを開けると、知らない女2人が号泣しながら立っている。



その光景に驚いてしまった俺は、ドアノブを握りながらその場に立ち尽くすことしかできない。







「え…っと・・・・ど、どちらさまですか?」


やっと出てきた言葉がそれ。

つーか、それしか言いようがない…





「ぐすん…」

「ズズ…」


「わん!」



“わん”!?



鳴き声がした方へ目をやると、号泣している女2人の後ろから、犬がしっぽを振りながら出てきた。







犬!!?


これってどうゆうこと!?





「あの………」

「げっ!」


!!

もう一度、女2人に声をかけようと思った時…俺の後ろから澤田の声がした。

振り返ると、澤田がものすごく嫌そうな顔をしながら立っていた。







「「美紅―――ッ!」」

「いてっ」


澤田を見るなり、号泣していた女2人は、俺を突き飛ばして澤田に抱きつく。
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