俺と先生のイケナイ関係
よろけた俺は靴箱にわき腹をぶつけ、その場にうずくまる。





「くぅ〜ん…」


………!

わき腹を手でさすっていると、さっきの犬が俺に近づいてくる。









「美紅〜」

「美紅!」



犬の首輪に付いているリードを持って立ち上がり、振り返ると…さっきの女2人が号泣しながら澤田に抱きついている。







「美紅!聞いてよ!」

「私のも聞いてよ!」


「あの………」



俺がそう言うと、澤田に抱きついている女2人が俺の方を振り返った。







「ごめんね。横山くん…」


「え?」



すると、澤田が申し訳なさそうに口を開く。









「この2人・・・・私の姉なの…」



「は?」



姉!?






「わん!」
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