俺と先生のイケナイ関係
「………!」


澤田が一瞬手を止めて、布巾で手を拭いている。






「いいよ。俺が出る」


俺はタバコの火を素早く消し、玄関に向かった。






んだよ。

澤田に謝ろうと思ったのに…


タイミング悪りぃな。



時間が空くと、どんどん謝りずらくなるのに…





玄関でサンダルに履き替えながら、そんなことをぶつぶつと考えていた。






でもこんなに立て続けに、誰かがうちに訪ねてくるなんて珍しいな。


また遠山からの宅急便じゃねぇだろうな?

カニの次は肉か?


澤田は食い意地張ってるからって、食いもんで釣る作成なんかな(汗)







ガチャ


「はい」


外の様子をうかがいながら、ゆっくりとドアを開ける。







「うわぁ〜〜〜〜ん」

「ヒック……」



ビク――――ッッ!!
< 286 / 420 >

この作品をシェア

pagetop