Rose of blood *short story*
今度は俺がジオラに紙を差し出した。



『これ落としただろ』

『おぉ!悪ぃ悪ぃ、必要な食材書き出したのに無くしちまって困ってたんだよ』

『相変わらずずぼらだな』

『うっせぇよ!!』



俺がジオラに渡したのは、アルファナと交わした契約書2枚とメモ用紙。


サルエラを滅ぼした時とローズ・ファントムの抹殺依頼を受けたときのものだ。


メモ用紙には"落ち着いたら必要としている奴に渡してくれ"と書いた。


勘のいいジオラなら誰に渡せばいいのかもう分かっているだろう。



『あ?この紙は俺のじゃねぇよ』

『なら捨ててくれ』



俺の言葉と同時にジオラはメモ用紙を燃やした。


メモを燃やすとジオラは何か言いたそうな顔をして、俺の顔を見てきた。





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