Rose of blood *short story*
呪文を唱え、鏡に自分の力を少しずつ流し込む。
この部屋には自然とローズの力もたまってしまったようで、空間を繋ぐのにはあまり時間がかからなさそうだ。
『出来ました。見た目は何も変わっておりませんので、見たものに変に思われることはないかと思います』
『…これで、瑠花に会えるんですね』
『はい』
『ローズにはまだお二人の事は秘密にしておきます。式の日に驚かせたいので』
俺の言葉にお父上は笑って見せた。
その笑顔につられ、俺もお母上も笑顔になる。
『お二人とちゃんと話が出来て良かったです』
『たくさん失礼なことをしてしまったのに、毎日来て下さって本当に感謝しています』
「本当にありがとうございます」
『いいえ、それでは何かありましたらいつでも遠慮なくご連絡下さい』
ご両親と笑顔で話すことができて本当に良かった。
結婚式がある意味待ちどうしくてたまらない。
この部屋には自然とローズの力もたまってしまったようで、空間を繋ぐのにはあまり時間がかからなさそうだ。
『出来ました。見た目は何も変わっておりませんので、見たものに変に思われることはないかと思います』
『…これで、瑠花に会えるんですね』
『はい』
『ローズにはまだお二人の事は秘密にしておきます。式の日に驚かせたいので』
俺の言葉にお父上は笑って見せた。
その笑顔につられ、俺もお母上も笑顔になる。
『お二人とちゃんと話が出来て良かったです』
『たくさん失礼なことをしてしまったのに、毎日来て下さって本当に感謝しています』
「本当にありがとうございます」
『いいえ、それでは何かありましたらいつでも遠慮なくご連絡下さい』
ご両親と笑顔で話すことができて本当に良かった。
結婚式がある意味待ちどうしくてたまらない。