黒猫は野良猫★



僕は痛む身体にくる、もう直ぐ来るであろう衝撃を待つ。



玖音の、揺れる瞳が…


真っ直ぐに僕を捕らえる。




グサッッッッ!!!!!!




僕の身体に、真新しい痛みが走る。



「っ‥玖音…」

「お前が大嫌いだっ!!」





玖音はナイフを僕から抜くと


僕を突き飛ばした。



僕…

やっと終われるんだね




僕の身体は地面に強く、叩きつけられた。




「…………………玖音‥」



僕は玖音に言う。



前を向いてほしいから。




「‥ありがとう………」
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