【短編】メガネ女の悲劇


全く記憶がないわけじゃないんだよね……


でも、それは〝ジュン〟と〝あたしの家〟でしたことであって。


こんなトコ、知らない!



「あ、あたしっ……もしかして……!」


「昨日は、熱い夜をありがとうございました」



ギシッ…とベッドに座りながら、あたしの真近くで甘く囁いた彼。


あたしはその顔に見覚えがあった。


マ、マジっすか!?



「あ、あなた……」


「おはようございます。可奈さん」



お隣の……優斗くん!?


もしかしてあたし昨日、間違えてお隣のチャイムを鳴らしたの?


しかも連打で(ここ重要←)
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