夜叉の如く舞う姫


はじめに私は事故を隠蔽した警察を滅ぼしにかかった。

私の両親は古くから続く剣術、忍術の家系だったから武器も持っていたし戦闘もできる。


「お久しぶりです。刑事さん。覚えていますか?貴方方が両親の死を隠蔽なさってもう半月ですか。・・・私には復讐の権利がありますよね?」


そう言って私は武器を取り出す。
名はなかったが咄嗟に思いついた。


「紅揚羽。私の武器です。死んでください。その腐った魂で罪滅ぼしになるとは思えませんが・・・。」


それでも私の気は晴れます。


そう言って20人ほどいた警察官を一瞬で殺した。


・・・このとき、私は初めて人を殺した。

魅入られてしまったんだ。

人の死、絶望の表情に。

だから私は殺人鬼。
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