新撰組恋絵巻(完)
「私の仕事も一段落したことだし、一緒に帰ろう。
もちろん君が世話になった人達にきちんと挨拶をしてからになるだろうけど」
帝の提案に私は素直に頷けなかった。
「………」
けれど今の私にはゆっくりと考える時間などないようで、廊下から騒がしい声が聞こえてくる。
「新八、てめっ…起きろ!!寝るんじゃねぇ!!」
「左之~、お前いつから分身の術使えるようになったんらよ~」
「んなもん、使ってねぇよ。いいから自分の足で立って歩け」
「ほら早く行きなさい」
とにかく私は帝に促されるまま、原田さん達のところへと向かったのだった。
「原田さん」
「神楽、探したぜ!!悪いがこいつ支えるの手伝ってくれねぇか?」