永久の灯火†久遠の祈り
「ところで……」

莉人が何か言おうとしているが、その先が続かない。

『何だし?』

「あ、いや、何て呼べばいいのかなって……」

一瞬猫が哀しそうに俯いた。

『…………好きに呼べばいいし』

莉人はその異変に気付いていない。

「そうだなー……ポチ!」

『犬みたいで嫌だし』

猫は顔を背ける。

「じゃあタマ」

『ありきたりだし』

「我儘だなー」

莉人はそう言うと、唸りながらまた考え始めた。

「…………レオ」

『!!』

ポツリと呟かれた名前に猫が驚き目を見開く。

「あ、気に入った?」

『……理由はあるし?』

「理由なんてない。フィーリング!」

そう言って胸を張る莉人。

『……やはり覚えていないのだな……』

「ん?何か言った?」

猫が呟いた言葉は莉人には届かず、莉人は首を傾げていた。

『さっき言いかけた続きは何だし?』

猫は敢えて会話を逸らした。

「あー、レオって誰の星霊?」

『一応リヒトだし』

莉人は猫と見つめあったまま、目をぱちくりさせている。いまいち理解していないようだ。

「あたし!?しかも一応!?記憶にないんですけど!!」

やっと理解できた莉人は大袈裟に叫んだ。



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