永久の灯火†久遠の祈り
目を開けると、視界に入ってくるものが激変していた。

六畳ほどだった広さは優に二十畳を越える。

どことなく古さを感じさせていた壁・床・天井は、見違えるほど白く綺麗になっていた。

それに加え、今まではなかった家具一式が揃っていた。

豪華なシャンデリアに高級そうなベッド、大きなテーブルには御丁寧にティーセットまで置いてある。

「お城の一室みたいだな」

莉人は部屋全体を見渡しながら呟いた。

「夏木さん、本当に魔法を使うのは初めて?」

大きすぎる部屋の変化に、紗奈は信じられないというような顔をしていた。

「今までにも初めて魔法を使うという方は何人も見てきましたけど、これ程の魔法を使った方は初めてです」

驚いている紗奈を尻目にレオはふかふかの絨毯の上で丸まっていた。

『記憶を失ったとしても才能は消えないし』

レオは聞こえないように呟いた。



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